私が二重になりたかった理由


生まれたときからの、一重まぶた。腫れぼったいこの目さえ何とかなれば、私ってけっこう綺麗なのでは……? と鏡を見るたび思っていた私。

太っているわけでもないし、肌色も白い。くせ毛でもない。歯並びもいい。

一重の目だけがコンプレックスでした。

中学生のとき、悪ふざけをしてきた男子を睨んだら、「目が怖い、やくざみたい」とからかわれました。

そう、一重の目って、睨むと怖いんですよね。
そのときにそれに気付き、とてもショックだったのを覚えています。

別に、睨まなければいいわけなんですが……。視力が悪い人などは睨むつもりがなくてもそんなふうに見えてしまうし、二重の人に比べるとどうしても表情が暗く見えます。「可愛く、明るく!」を目指すのなら、二重は必須条件です。


そうはわかっていても、私は「整形」という言葉には抵抗があり、どうしても手術をためらっていました。

整形って、自分の容姿をごまかすためにするもの! というイメージがどうしてもあったからです。

けれどプチ整形というのが流行り出すと、なんでこの人が整形なんてするの? 

というぐらい綺麗な人まで手術するようになり、整形をおしゃれの一種として捉えることができるようになってきました。

中でも二重を作る埋没法は糸で留めるだけ、というので、ピアスを空けるような感覚で手術をしました。

結果は大成功。目が変われば表情も変わる。性格まで明るくなれました。